1996年にスタートした私たちのボランティアグループ「海の観察会」は、毎年3~5回の海辺の自然観察会を開催してきました。15年前の10月に開催した第1回は和歌山市の加太海岸城ヶ崎。これまで各地で約60回の観察会をしましたが、そのうち城ヶ崎は20回ほどで最もよく通ったフィールドです。
私たちに磯観察について教えてくださった池辺先生は、このフィールドでの観察を何十年も前から続けられています。私たちの観察会にもその下見にもいつもお付き合いくださり、初めてのスタッフには基本的な説明を何度でも繰り返してくださいます。
城ヶ崎はなんばから電車で90分、駅から徒歩で30分と、けっこう遠いです。岬町などにも磯はあるので、そっちにしておこうかと思うことも多いですが、それでも頑張って遠出する価値があるくらい1日中楽しめます。また、潮が引いて干上がる部分の面積は広く、以前は定員100人で実施したこともありましたが、最近は40人くらいで実施しています。
どんな生き物がいるかというと、カニ、ヤドカリ、エビ、フジツボ、イソギンチャク、カイメン、ヒトデ、ウニ、ナマコ、ゴカイ、カサガイ、ヒザラガイ、アメフラシ、ウミウシ、タコ、ヒラムシ・・・これ全部、ほぼ確実に見つけられ、さわれるんです。名前は知っていたけれど、実物を見たのは生まれて初めて、という参加者がほとんどですが、大阪から日帰りでいけるところでそんな体験ができるということで、どなたにもとても満足していただけています。

2011年4月16日に開催します。申込締切も近づいていますので、詳しくは以下のサイトをご覧ください。
http://www.nature.or.jp/events/2011/gyouji201104.htm
私の一番好きな生き物「アメフラシ」をひとりでも多くの人に見せてあげたい気持ちです。ぜひ一度ご参加ください。
http://www.nature.or.jp/events/2011/gyouji201104.htm
私の一番好きな生き物「アメフラシ」をひとりでも多くの人に見せてあげたい気持ちです。ぜひ一度ご参加ください。